介護保険とは?~制度の概要をわかりやすく解説~
2000年に創設された介護保険は、高齢者や要支援者の生活を支える重要な公的保険制度です。現在、全国で在宅サービスを利用している方は約436万人、施設サービスを利用している方は約97万人にのぼります(令和6年12月分)。この制度を通じて、必要な方が適切な介護サービスを受けられる社会を目指しています。
介護保険の加入条件と保険料
第1号被保険者(65歳以上)
65歳以上のすべての方が対象です。原因を問わず介護が必要と認定された場合にサービスを利用できます。保険料は市町村ごとに設定され、所得に応じて異なります。
第2号被保険者(40~64歳)
40~64歳の医療保険加入者が対象です。特定疾病(脳血管疾患、認知症など)により介護が必要になった場合に利用できます。保険料は加入している医療保険に上乗せされます。
保険料の納付方法
第1号被保険者は年金からの天引きや納付書での支払い、第2号被保険者は医療保険料と一緒に納めます。低所得者向けの減免制度もあります。
介護保険で利用できる主なサービス
居宅サービス
ホームヘルプサービス(訪問介護)、訪問看護、訪問リハビリテーションなど、自宅で受けられるサービスです。
施設サービス
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設などの施設に入所して受けるサービスです。
福祉用具・住宅改修
車いすやベッドなどの福祉用具のレンタルや、手すりの設置などの住宅改修費の支給を受けられます。
地域密着型サービス
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、小規模多機能型居宅介護など、地域に密着したサービスです。
サービス利用のための要介護認定の流れ
申請
市町村の介護保険窓口に「要介護認定申請書」を提出します。本人または家族が行いますが、ケアマネジャーに代行してもらうこともできます。
訪問調査
市町村の職員または委託された調査員が自宅を訪問し、心身の状態や日常生活の様子について調査します。
一次判定
訪問調査の結果をコンピューターで処理し、要介護度の一次判定を行います。また、主治医に意見書の作成を依頼します。
介護認定審査会
一次判定結果と主治医意見書をもとに、保健・医療・福祉の専門家で構成される審査会が最終的な要介護度を判定します。
当事業所による申請・手続きサポート
申請書類の準備・代行
介護認定の申請に必要な書類の準備や記入方法のアドバイス。初めての方でも安心してお任せいただけます。
認定調査へのアドバイス
訪問調査が適切に状況が伝わるようサポートします。事前の準備や心構えについてもアドバイスいたします。
関係機関との連携
地域包括支援センターや医療機関など関係機関と連携し、スムーズな手続きをサポートします。複雑な事例にも対応可能です。
介護サービス利用の目安と活用事例
1
要支援1・2
日常生活に部分的な支援が必要な状態。介護予防サービスや生活支援サービスが中心となります。例:週1回のデイサービス利用、福祉用具のレンタル
2
要介護1・2
一部介助が必要な状態。在宅サービスを組み合わせて生活を支援します。例:訪問介護(週3回)と通所リハビリ(週2回)の併用
3
要介護3・4
常時介護が必要な状態。在宅と施設サービスを状況に応じて選択します。例:家族の介護負担軽減のためのショートステイ定期利用
4
要介護5
重度の介護が必要な状態。24時間体制の介護が検討されます。例:特別養護老人ホームへの入所、または訪問介護と訪問看護の複合的な利用
介護保険以外の社会保障制度との連携
総合的な支援
各制度を組み合わせた最適なサポート
経済的支援制度
生活保護、高額医療・介護合算制度、各種手当
障害者支援制度
障害者手帳、自立支援医療、障害福祉サービス
医療保険制度
後期高齢者医療制度、医療費助成制度
介護保険だけでは対応できないケースでも、他の社会保障制度と連携することで包括的な支援が可能です。当事業所では、お客様の状況に応じて最適な制度の組み合わせをご提案し、申請のサポートも行っています。
まとめ・ご相談窓口のご案内
介護保険の申請はいつからできますか?
65歳の誕生日の前日から申請可能です。40~64歳の方は特定疾病により介護が必要になった場合に申請できます。事前に相談いただければ、申請のタイミングについてもアドバイスいたします。
サービス利用にかかる費用はどのくらいですか?
原則として介護サービス費用の1割(一定以上の所得がある方は2割または3割)が自己負担となります。具体的な金額はサービスの種類や利用頻度によって異なりますので、個別にご相談ください。
ケアマネジャーはどのように選べばよいですか?
地域包括支援センターや当事業所にご相談いただければ、ご希望や状況に合ったケアマネジャーをご紹介いたします。相性も大切ですので、合わないと感じた場合は変更も可能です。
介護保険制度についてのご質問やサービス利用に関するご相談は、お電話、メール等にて受け付けております。経験豊富な相談員が丁寧にご対応いたします。
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